ブラックスワン回避法

約500ページもある、なかなかに分厚い本でしたが、結構面白く読めました。

「迂回的に取組む」ということが、この本の著者のいいたいことであるためなのか、なかなかに着地点が見えず。さらに「迂回的」という考え方を理解できるようになるためだろうか、なかなかに回りくどく。約3分の2くらいは、これはなんの本だっけ?とも思えるような感じで話が続いていきます。

ただ、読み進める内に、徐々に「迂回的」ということが頭ではなく、心でわかってきたようなそんな感じになってきました。

投資に関する本であれば、どうしても投資法という結論が欲しくなりますが、最後の投資法自体は非常にシンプルな考え方によるもので、市場が本来自然であるべきところにゆがみが生じていると感じる時には投資をやめ、ゆがみがないときや逆にゆがんでいるときに投資をする。といった方法や、ゆがんでいるときにプットオプションを使うなどといったものです。言われれば簡単なことです。問題はゆがみをどう探すのか?またはゆがみとはなんなのか?ですよね。

その辺を感じ取る考え方が、「迂回的」という発想法にある。ということです。

読んでみるとわかると思いますが、「迂回的」ということが生産性を上げていくことに重要な役割があるんだと実感します。そもそも株式というもの自体「迂回的」なものだったはず?

事業を始める人に資金を提供し、将来その事業から得た利益を受け取る権利を得る。というのが本来の株式の役割だったはず。それなのに、株式で短期的に儲けようというのは、本来の株式の役割を逸脱している。つまりゆがんでいると考えることもできそうです。

ゆがみとは何か?ゆがみに気づくには?

それを知るために、この回りくどくてわかりにくい本を読むというもの、また「迂回的」ということなのかな?


田仲 幹生

ⅭFP(ファイナンシャルプランナー)資格認定者、1級FP技能士、個人投資家

外資系の生命保険会社で営業を行い、後に税理士事務所に勤務、2016年から今までの経験を生かしながら、投資活動および資産形成を主な目的としたFP業を行っていきたいと思い独立。

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