新しい資産運用?クラウドファンディングって?

資産運用と聞くと、株式投資や投資信託、不動産投資などが有名ですが、最近、新しいタイプの資産運用法として融資型クラウドファンディングが注目されるようになってきました。

融資型クラウドファンディングには、比較的安定して、高利回りを得られるという魅力があり、投資信託などで資産運用をするよりも、投資で利益を手にしているという実感があります。

最近では、証券会社の口座から直接融資型クラウドファンディングへの投資ができるようになるなど、融資型クラウドファンディングへの投資がしやすい環境もできつつあります。

資産運用を始める第一歩として、投資信託ではなく融資型クラウドファンディングを選択することが増えてくるのかもしれません。


クラウドファンディングってなに?

クラウドファンディングのクラウド(Crowd)とは、群衆という意味です。ネットワーク上のサーバーにファイルを保存したりするクラウドコンピューティングのクラウドとは違う意味です。

群衆とファンディング(資金調達)という言葉でなんとなくイメージできるかもしれませんが、ある目的のために、沢山の人から資金を融通してもらうことをクラウドファンディングと呼んでいます。

近年は、ITの発達により、インターネット上で低コストで、かつ効果的に資金提供を呼び掛けることが可能になったため、インターネットを使って資金を融通してもらうことをクラウドファンディングと言っていたりします。


購入型?寄付型?融資型?

クラウドファンディングには、購入型と呼ばれるもの、寄付型と呼ばれるもの、そして融資型と呼ばれるものの3つがあります。

購入型とは、ある商品を開発するために資金提供を依頼した人が、集まった資金をもとに目的の商品を作った後、資金提供者にその商品を与えるといったことを目的としたクラウドファンディングです。

寄付型とは、資金提供者は見返りを求めない、まさに寄付のクラウドファンディングです。

そして融資型とは、事業を行うためなどで資金を借りたい人に、投資家としてお金を貸し、利息を受け取ることを目的としたクラウドファンディングです。

そして、あたらしい資産運用の形として広まってきているのが、融資型のクラウドファンディングです。


融資型クラウドファンディングで資産運用をする。

融資型クラウドファンディングの利回りは今のところ、6~10%近くあります。

この利回りは、かなり魅力的な水準だと思います。ただ、超低金利の時代に、6~10%などという高利回りがあると聞くと、本当に大丈夫なのか?と疑問に感じることも理解できます。

しかし、クラウドファンディングを取り巻く環境は、信頼できそうだと思える所も出てきています。

たとえば、米国でクラウドファンディングを行っている代表的な会社であるレンディングクラブが2014年にNY証券取引所に上場しています。また、一部上場企業であり大手商社の伊藤忠商事がクラウドクレジットという日本のクラウドファンディングを行っている会社に出資をしています。さらに、日本政府も経済活性化のための施策としてクラウドファンディングを活用しようと、法律などの制度を整えています。

まだまだ金融サービスとして、でてきて新しいものではありますが、徐々に定着に向けて進んでいるという印象です。


融資型クラウドファンディングの魅力とは?

高利回り

今まで、銀行などの金融機関ぐらいしか投資できなかった先へ、クラウドファンディングを使うことによって一般消費者が投資できるようになったので、定期預金などよりも高利回りで運用できるようになりました。

価格変動がない

融資型クラウドファンディングは、貸付ですので、返済期限が来れば、提供した資金が満額返ってきます。(資金を借りた先に倒産やデフォルトが起こらない限り)

投資信託のように、価格の変動を原因とした元本割れの心配がありません。(倒産やデフォルトは別です)

比較的短期で返済期限を迎えるものが多い

長期の融資だと、最終的に帰ってくるのかが心配になったり。お金が必要な時に、いつまでも返ってこないということがありえます。

融資型クラウドファンディングは、短いものだと半年、長くても3年ぐらいになっています。

もしかすると、違う投資先が見つかって、資金を移動したいと思うこともあるかと思います。短期で返還されるということは、そういう時にも対応することが可能ということです。


融資型クラウドファンディングのデメリットは?

元本保証ではありません。

まずあげられるのは、当然ですが、元本保証ではないということです。

貸した先が倒産したりデフォルトを起こしたときには、提供した資金が帰ってこない恐れがあります。そんな時のために、クラウドファンディングを行っている会社は、担保や保証を付けたりしているわけですが、担保や保証で全額返済されるようになるのかは微妙なところです。

また、貸付先で返済遅延が起こることもあります。その場合には、返済予定期限が伸びることになります。

中途解約や売却ができない。

定期預金などの場合、中途解約である程度いつでもお金を返してもらうことができます。また債券投資の場合には、売却することで、債券をお金に換えることができます。クラウドファンディングにはこれらの方法が取れないため、一度投資をしたら、返済期限を迎えるまで、お金に換えることができなくなります。返済期限が来ても、返済遅延となれば、返済されるまで、お金を受け取ることができません。


融資型クラウドファンディングに投資しよう

融資型クラウドファンディングを始めるには、融資型クラウドファンディングを行っている仲介業者に口座を開く必要があります。

主な融資型クラウドファンディング業者

・マネオ

・クラウドバンク

・クラウドクレジット

・SBIソーシャルレンディング

・ラッキーバンク


融資型クラウドファンディングとリスク管理

分散投資

融資型クラウドファンディング仲介業者を分散して口座を作る。また仲介業者が募集するファンドも複数のファンドへ分散して投資をすることで、貸付先の倒産やデフォルトなどのリスクを軽減する。

融資型クラウドファンディング仲介業者の選定

会社がサービスを始めてから年月が経っていることや、多くの取引事例がある会社。大手企業との業務提携や出資を受けていることなどが一つの判断基準にできると思われます。また金融庁などの許可を受けている業者かどうかは必ず確認したほうがいいと思われます。

ファンドの選択

高利回りのファンドの場合、なぜ高利回りを提供できるのかがわかる。または、ファンドの運用説明を読んで理解できるといったものから選ぶことも一つの選択基準として考えられます。




田仲幹生

投資会社、FP会社 ㈱あせっとびるだーず 代表取締役

投資、資産運用のスクールを運営。
資産運用、ファイナンシャルプランニングの相談などを行う独立系のファイナンシャルプランナー。

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