うねりチャート底値買い投資術

タイトルにあるように、100万円から始めて1億円を稼ぐなんてこと、誰にでもできることだとは思いませんが、全部が嘘ってわけではないのかなとは思いました。

この手のタイトルがついた本の場合、儲かった自分の自慢話になっているか、たまたま相場がよかったから儲かっただけなのでは?と感じるような内容だったりすることが多い印象です。

実際、株で億を儲けたなんてタイトルの本を出した後に、大暴落相場になって儲かったはずの財産をすべて失ったなんて人も結構いるようです。

相場で一番大切なことは生き残ることです。「まずは生き残れ、儲けるのはそれからだ」と著名投資家のジョージ・ソロスも言っています。

確かに、信用取引などのレバレッジを使った取引をすれば、数年で100万円を1億円にすることも可能なのでしょう。しかし、それには運の要素がとても強い可能性があります。

数年で100万円を1億円にするようなハイリスクの取引をすれば、ちょっとの手違によって一瞬で財産を失う可能性が高い取引をする必要があるということを忘れないようにするべきだと思います。

「生き残るには」という相場における絶対的基本を学ばないうちに、こういった本の内容を鵜呑みにして、ハイリスクの取引を始めることは、避けることをお勧めしたいです。

その点、この本には親切なところがあると思いました。

まず、「とにかく実践して基本を身につける」と言っています。それと、「大暴落相場は必ず来る」と注意を呼びかけているようにも感じました。

そして、この本で紹介されている取引手法は、守りから入っているようだと感じられるところです。

他にも共感を得たところがあります。

「難しい理論は必要ない、できるだけシンプルに」、「相場は循環している」、「一回で買わず、分割して」、「新聞やニュースなどの情報を信用しない」、「未来は予想するものではなく、準備して待つもの」など

これらの話は、個人的にも肌感覚として感じていたところでした。

そして、この本で、活字として見たことで、改めて知識として残ったような気がしています。

この本で紹介されている「うねりチャート底値買い投資術」がどの程度有効なのかはわかりません。また、この本を読んでこっちのやり方を始めてみようとも今のところは考えていません。

ただ、投資をしたり、相場と向き合ったりする上での心構えというか、基本というか、そういったものを感じることができたというメリットを感じました。

しかし、この本でも非常に重要視しているように感じたのですが、基本というのが一番難しい。

基本を身につけるには、スポーツもそうですが、繰り返し繰り返し、何度も何度も反復練習をする必要があります。そして実践の中で、なぜこれが基本とされているのか、なぜこれが重要なのか、というのを感じるまでに多くの時間が必要になるということです。

基本という一見簡単なことのようなのに、時間と練習を重ねれば重ねるほど、基本の奥深さを感じてくるという、基本の難しさ。

投資の世界にも、そういうものが確かに存在しているということを、この本を読んで改めて実感した次第です。

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