株価急落のサイン?ヒンデンブルグオーメンとは?

eワラント証券にて、3/13日(2017年)にヒンデンブルグオーメンが点灯したという情報が出ました。

ヒンデンブルグオーメンとは、米国株暴落の前兆といわれています。


ヒンデンブルグオーメンとは?

ヒンデンブルグオーメンの点灯は、米国株式市場で暴落が起こる予兆とされているテクニカル指標です。

あくまでテクニカル分析によるものなので、ファンダメンタル分析のような経済環境などで説明ができるものとは違いますが。

・77%の確率で株価が5%以上下落する

・パニック売りとなる可能性は41%と算出

・重大なクラッシュとなる可能性は24%と算出

と言われています。

このサインは一度点灯すると、30営業日、つまり約一ヶ月間は有効とされています。

ヒンデンブルグオーメンの発生条件

1.ニューヨーク証券取引所(NYSE)での52週高値更新銘柄と52週安値更新銘柄の数が共にその日の値上がり・値下がり銘柄合計数の2.8%以上

2.NYSEインデックスの値が50営業日前を上回っている

3.短期的な騰勢を示すマクラレンオシレーターの値がマイナス

4.52週高値更新銘柄数が52週安値更新銘柄数の二倍を超えない

ただ今回のヒンデンブルグオーメンが点灯したという情報は、eワラント証券からの情報です。

eワラント証券では、上記のの条件通りではなく、eワラント証券独自で定義したものとなっているようです。

eワラント証券提供、インディケーター(投資情報)


ヒンデンブルグオーメンは本当に株価暴落を当てる?

過去約20年ぐらいの期間で見ると、何度もヒンデンブルグオーメンは点灯しています。(eワラント証券提供の情報より)

まず目につくのが、サブプライムショックからリーマンショックへといった2007年から2009年についてですが。

見事に、株価のほぼ頂点近くで点灯しています。

もしこのとき、ヒンデンブルグオーメンを信じすべてのポジションを清算していたら、サブプライムショックもリーマンショックも避けられていたのかもしれません。

しかし、他のサイン点灯を見ると、必ず暴落前でサインが点灯しているわけでもないようです。

中には、暴落後にサインが点灯した時もあるようです。

そして、リーマンショックからの長期上昇相場でヒンデンブルグオーメンのサインは何度も点灯をしていますが、御存じの通り、大きな暴落はまだ来ていません。

結論から言えば、当たり前のことではありますが、ヒンデンブルグオーメンは必ず暴落を当てるといったものではないため、過信は禁物ということでしょう。


ヒンデンブルグオーメンのサインを投資に取り入れる?

ヒンデンブルグオーメンは、暴落を必ず当てるといったものではありません。

しかし、幅は小さくても点灯したときにはその後下落していることが多いようにも見受けられます。

つまり、ヒンデンブルグオーメンの点灯も、確率の話だということです。

ヒンデンブルグオーメンが点灯したという情報をもとに、ポジションをすべて清算というようなことをしてしまうと、その後の株価の下落が思っていたよりも小さかった時や、たまに暴落後に点灯することもあるようなので、その場合、底値で手放してしまうこともあり得るということになります。

つまり、ヒンデンブルグオーメンの点灯を元に「すべて売る」という投資法は現実的ではない可能性がありそうです。

そもそも、ヒンデンブルグオーメンの情報を提供しているeワラント証券とは。

eワラントという、小口でできるオプション取引のような商品を扱っている会社です。

つまり、ヒンデンブルグオーメンを投資に生かす方法としては、オプションを使うという方法が良いと考えられそうです。

ヒンデンブルグオーメンが点灯すると、その後株価が下落する確率が高い。

という時は、現物で保有している株はそのままで、プットオプションを購入し、下落に備える。

・小さい下落ならば、よかったね。

・暴落であれば、オプション取引によって大きな利益が得られる可能性が高いのでラッキー。

・下落がなくても、損失はオプションを購入した金額のみ(損失限定)。そして現物株の方はその後も上昇相場に乗ってくれる。

という感じで投資ができそうです。

つまり、ヒンデンブルグオーメンの点灯を暴落の予兆と言って慌てるよりも、「どうなるかわからないけど、念のため備えておくか」といった投資法で付き合った使い方の方が良さそうな気がします。

田仲幹生

投資会社、FP会社 ㈱あせっとびるだーず 代表取締役

投資、資産運用のスクールを運営。
資産運用、ファイナンシャルプランニングの相談などを行う独立系のファイナンシャルプランナー。

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