資産運用を考えるより、まずは貯金習慣?

「お金を増やしたい。」「お金持ちになりたい。」そう考えた時、なにから始めますか?

良い投資先はないか?上手い運用法はないか?と考えませんか?

おそらく、それよりもまずは貯金のできる習慣を身につけることの方が先かもしれません。


資産運用って地味な作業ですよ。

株式投資や、投資家、ヘッジファンドなんて言葉を聞くと、結構派手なイメージがあるかもしれませんが。

やってることは意外と地味なものです。

もしかすると、資産が数倍になったとか、テンバガー(10倍株)なんて言葉が独り歩きしていて、資産運用のイメージを作ってしまっているのかもしれません。

富裕層の人の運用法としてよく言われているのは、パッシブ運用とポートフォリオ戦略という欲をかかない平均点をとる運用をしていると言われています。

平均点をとるための運用法とは、簡単に言えばETFや投資信託などでインデックスファンドを買うことです。

つまり、インデックスファンドをコツコツ買い続ける投資です。

このとき、相場の予測もしなければ、頭を使った売買も行いません。相場や経済環境に左右されることなく、ひたすらコツコツです。

とっても地味です。


貯金と資産運用は似ている?

富裕層の資産運用は、相場の予測もなければ、頭も使わない、ただひたすらにコツコツと買い続けていることだと言いましたが、これって貯金と似ていますよね。

貯金との違いは、コツコツと買っているものが銀行への債権(普通預金や定期預金)か、会社の所有権である株式や、会社や国への貸付(債券)といったものなのかの違いです。

つまり、資産運用も貯金もやっていることは同じなわけです。

言い方を変えれば、貯金ができる人ならば、資産運用をすることは、そう難しいことではないということです。

資産運用を考えるよりも、まずはコツコツと貯金ができる習慣を身につけることだといったのはこういう理由です。

毎月一定額づつでも、本多静六みたいな収入の一定割合でもなんでも、コツコツを貯金をする習慣さえ身につければ、資産運用をすることは簡単です。

おそらく、貯金をすることと資産運用をすることは、根本的には同類なのだと思います。

本多静六・・・貧しい暮らしから日本有数の資産家になった人



なぜ株式などの資産でコツコツ貯蓄をするの?

単純に言えば収益率が違うからです。

どうせ貯蓄をするなら収益率の高いところで蓄えとこうという考えで株式などを選択しているだけということです。

確かに株式は価格変動があるので取っつきにくい感じはありますが、株式の長期的なリターンを見をみてみると、平均して年6~8%ぐらいあります。

コツコツと年6%ぐらいの利回りで積み立てしていれば、30年後には、積立た金額の約3倍ぐらいの資産ができている計算になります。

もし月々10万円を積み立てていけば、30年後には資産総額1億円を超えることだって可能です。

つまり、株式投資の年平均利回りが6%ぐらいあることがわかっていれば、短期的な値動きなんか気にしなくても、コツコツと積み立てをしているだけで、それなりの資産が出来上がることがわかっているので、相場予測とか経済環境など余計なことを考えずに、コツコツと株式などに積立をしているということです。

さらにいえば、収益率の高いところで運用すると、長い年月をかけることで、資産の増加するスピードはどんどん速くなっていきます。

それが複利というものです。

おそらく、富裕層と言われる人たちは、この複利の力をよく理解しているために、少しでも収益率の高いところで積み立てをしようと考えているのかもしれません。

複利の力を賢く使うにあたっては、たった1%の利率の違いにこだわることでより力を増していきます。

例えば、先ほどの月々10万円の積立の例で考えると。

利回りを6%から5%に変更して計算するだけで、30年後には1,700万円以上の差が出ます。


貯金も資産運用も同じもの

グループ分けで考えるなら、貯金も資産運用も、同じ貯蓄というグループになると思います。

違いは、何で貯蓄をしているかという点だけです。

貯蓄をすると、貯蓄した先から収益を得ることができます。

預金の場合は、預金利息。株式の場合は配当金。投資信託の場合は分配金。不動産の場合は賃貸料といった感じです。

そして、その収益を再投資することで、複利で資産が増えていくことになります。

貯蓄の考え方は、銀行預金も株式も債券も不動産も、どれも一緒です。

つまり、貯蓄さえできれば、貯金も資産運用をしてさらに資産を増やすこともできるということです。

「お金を増やしたい」という思いも、「お金持ちになりたい」という思いも、まずは貯蓄をする習慣から始まります。

そして貯蓄する習慣さえできてしまえば、あとは何で貯蓄するかの違いだけで、一般的に良く言われている資産運用になってくるということです。

田仲 幹生

ⅭFP(ファイナンシャルプランナー)資格認定者、1級FP技能士、個人投資家

外資系の生命保険会社で営業を行い、後に税理士事務所に勤務、2016年から今までの経験を生かしながら、投資活動および資産形成を主な目的としたFP業を行っていきたいと思い独立。

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