相場を解説しているニュースって適当なの?

投資をしていると、気になってしまって、ついつい見てしまう相場ニュース。

「地政学リスクにより株式相場が下落」

「良好な経済指標で金利上昇を懸念して株式相場が下落」

「投資家の警戒感が緩和し、株価が上昇」

「値ごろ感からの買戻しによって、株価は上昇」

なるほどと思えなくもない解説ですが、ちょっと待てよ?

「良好な経済指標で金利上昇を懸念して株式相場が下落」と言っていたけど、少し前までは、「景気が好調なため金利が上昇した、それを受けて株式相場も上昇の兆し」なんてこと言っていなかったかな?

似たような話なのに、先の解説では株価が下落、後の解説では株価は上昇?

なんじゃこりゃ?って感じを受けます。

言ってしまえば、相場の解説なんてほとんど当てにならないという事です。

こういう解説は、後付けでそれっぽい理由を使っているだけで、本当にそうなのかを確認しているのかどうか疑わしいです。

要は、あてにしない方が良さそうだという事ですね。

ただ、ニュースを書く人というのは、そのニュースを見る人を引き付けるというところは、やっぱりプロだなと思います。

つまりは、相場解説のニュースで出てくる話題は、その時その時の市場参加者の今最も気になっていることが反映されているというわけです。

最近よく見かけるのが、「貿易戦争」とか「地政学リスク」とかですよね。

つまり、景気や経済政策などよりも、こっちの方が市場では気になっているということがわかるわけです。

相場の解説というのは、今の市場参加者が何を気にしているのかを知る指標でしかないという事です。

今の市場は、「貿易戦争」とか「地政学リスク」とかの話題に振り回されているわけなので、政治家の発言とかに関心を向けると短期的な市場の動きがなんとなくわかるという事です。

しかし、株式市場を動かしているのはそれだけではないという事をよく理解しておくべきだと思っています。

例えば、最近話題になることがほとんどなくなってしまいましたが、リーマンショック以降株式市場の上昇を大いに後押ししてきたものは、中央銀行の量的緩和政策によるカネ余りと言われています。

しばらく前から、その量的緩和政策が見直され、債権の買い取り額の縮小や金利引き上げなどの引締め段階に入っています。

もし仮に、リーマンショック以降の株価の上昇がそのカネ余りによるバブル?なのだとしたら、「貿易戦争」や「地政学リスク」などよりも、そっちのほうのが重要なことのようにも思えます。

今年の1月から株式市場では下落が目立つようになってきましたが、それが、「貿易戦争」や「地政学リスク」によるものではなく、金融政策の変更によるものだとしたら。

やっぱり今後の相場のトレンドに大きな影響を与えるのは、中央銀行の動きなのかもしれないと思うところです。

と言っても、それだけではないことも事実です。

景気は生き物のようなもので、理由はわからないが、突然不調になったりすることもあったります。

相場の解説なんて、その時動く理由はわからないものです。

後で振り返って分析してみると、こういう事だったのかとやっとわかるぐらいです。

もっと言えば、後で振り返っても、ハッキリとした証拠もなく、ただこじつけだけのものもあります。

経済は複雑系だと言われます。

つまり、何がどう影響してどんなことが起こるのかは誰にもわからないというわけです。

ただ、過去の統計からこっちに何%、逆に何%、全くの方向違いに何%といった数字をはじき出すのが精一杯です。

おそらくこれは、AIであっても変わらないと思います。

バフェットなどの著名投資家の中から、株式投資において経済予測をする必要はないという言葉を耳にしたことがあります。

そういった言葉も、経済は複雑系であるため、そもそも予測や解説は不可能という事なのかもしれません。

そう考えていても、なぜか気になってしまう相場ニュース。

人の心理とは、なんとも不可思議なものですね。

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