私はこうして投資を学んだ改訂版 (現代の錬金術師シリーズ)(増田丞美)

相場というものについて何か新しい気づきなどが得られるかなと思って買いました。

著者は、オプション取引を主としてやっているようで、以前同じ著者の本を読んだときに、なんか私が知らない相場の性質のようなものを知っているのではないかなと思い気になっていた本でした。

残念ながら、私が期待していたような解答はこの本から得られたという感じはありませんでしたが、オプションという金融商品の良いところ、そしてその良いところをどのように生かせばいいのかという点では勉強になりました。

私自身はオプション取引はあまり行っておらず、たまに現に保有している株の下落リスクに対する保険的な位置付けて取引することがある程度です。

この本を読んで、オプション取引というものに対する魅力的は感じましたが、今後オプションを主として使っていこうという気があまりないこともあり、残念ながら参考程度となってしまいました。

個人的な感想としては、オプション取引を今後増やしていきたいと考えている人向けの本だと感じます。

相場、つまりマーケットについては、第2章でふれています。

全体的なイメージとしては、著者はマーケットのアノマリーを意識しているという印象です。

アノマリーとは、『セルインメイ』などに代表される、理由はなぜかわからないが経験則的によくみられるマーケットの動きのことを言います。

ちなみにセルインメイとは、「5月に売れ」という意味です。

本書で紹介されていて、印象深かったのは、年初の値動きが1年間の相場の動きを反映しているというものです。

他の著者が書いた他の本でも似たような事を言っていたことを思い出します。

その本では、1月の値動きが、その年の1年間の値動きに似てくるというものでした。

この本の著者のいっていることとは少し違いますが、似たような話であったことが印象的でした。

アノマリーというと、インデックスを信じているような効率的市場仮説論者からは批判的に思われるかもしれませんが、モメンタムという投資が機能するという事実から考えると、アノマリーも全然でたらめなことではないと、個人的には思っている次第です。

本書は改訂版であり、内容の年代背景はリーマンショック後の2012年前後となっています。

今の年代からすると、少し古い話になりますが、相場というものの考え方、投資の仕方などは、年代を問わず有効な話だと思います。

オプション取引を行っている人はとても参考になるのではないかと思います。

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