イタリアの政局不安で株価下落?

ここのところ株価が少し下落してきた感じです。

主な理由として言われているのが、イタリアの政局不安。「イタリアで総選挙が再び開かれ、欧州連合(EU)懐疑派の政党がさらに勢力を増す可能性が、単一通貨ユーロの安定性への不安感を高めている。」

イギリスに続き、イタリアまでEUを離脱ということになれば、大変なことだ!というわけです。

なぜ大変なのか、いろいろ理由は考えられますが、このように次々にEUを離脱するなんて話が出てくることになれば、ユーロという通貨は信用できるのか?と考える人も出てくるのかもしれません。

ただ、この辺はドイツという国がEUに残っていれば、それほど大騒ぎになるほどでもないのかなという感覚もなくもありませんが。

しかし、こんな感覚はあまり当てになりませんからね。大したことないとされていた問題が、金融市場では大問題となって、株価や債券が大きく価格を下落させることになることは、よくある話です。

まさにサブプライム問題から、リーマンショックに至った経緯と一緒ですね。

つまり、株価が上昇するときもそうですが、株価が変調をきたすようなことがあると、何かと理由を見つけようとする傾向がありますが、その理由は結構なんだっていいってことが多いものです

特にマスコミの報道ではこの感じがよく見受けられます。

何かを報道するときに、「○○が起こりました」だけではマスコミの仕事としては不十分という事ですね。必ず「それが起こった理由」を後にくっつけて報道する必要があるわけです。

ただ、その理由というのは、意外とあいまいだという事です。

賢い投資家となるためには、その辺をどう考えたらいいのだろうか?

個人的な感覚としては、あえて株価が変動する理由を考える必要はないのだと思います。

投資をする上で、意識すべきはリスクのコントロールが8割、その他の情報は2割といった感じでいい気がします。もっと言えば、リスクのコントロールを9割以上だっていいのかもしれません。

株価は原因が何であれ、『ただ動くもの』と考え、動く理由をあれこれ考える必要はないってわけです。

人が走るときに、「右足を出して、つま先から着地して、左足を出して、地面を蹴って」なんていちいち考えながら走ったりしないのと同じです。

情報こそが投資する上で最も重要なものという認識があるように思いますが、情報から遠ざかっていても十分な結果を得ることは意外と簡単にできるものだったりするものです。

バフェットが、金融の最先端のウォール街に住まなくたって、インターネットで情報収集をする時間よりも、読書の時間に多くを割いていたって、世界一の投資家と言われていることから考えても、「情報=いい投資」ってわけではないんだなと思います。

要は、投資というのは、情報よりも投資の仕方つまりノウハウの方が重要だったりするわけです。

そもそも投資で得られるリターンというのは、突き詰めると、情報力が収益につながるというものではなく、リスクを積極的に取ったことによる報酬と考えられています。

重要なのは、リスクをとること、そしてうまくリスクをリターンに還元するためのノウハウってことです。

今のように金融市場が発展する前は、情報力が投資を成功させるうえで非常に価値があった時代もあったようですが、今のような『効率的市場仮説』が機能する時代になってしまうと、情報というのはそれほど問題ではなくなるわけですね。

ロスチャイルドが独自の情報網を駆使して、イギリス国債で大儲けしたエピソードは有名ですが、今みたいなインターネットによって世界中の情報が一瞬で広まってしまうような時代では、同じことを行うのはほぼ不可能だと思われます。

情報に踊らされることなく、自分の投資方法を極める。

これが今の投資家としては、とても大切なことなのだと思います。

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