クラウドバンクで米ドルで投資できるファンドが始まる?

ソーシャルレンディング大手のクラウドバンクで、米ドルで募集するファンドを近日公開予定というメールが来ました。

ソーシャルレンディングは、株式や債券、投資信託などとはまた違った特徴を持った比較的新しい金融商品で、多少のリスクはありますが、非常に魅力的な利回りが期待できるなど、今注目の資産運用です。

また、その市場規模も毎年ほぼ倍の早さで拡大していて、今後もその市場規模は拡大することが見込めます。

市場規模の拡大とともに、様々なソーシャルレンディングが生まれてきています。

最初は、不動産や事業者への貸付案件が多かったのですが、その後太陽光発電や風力、バイオマスといった再生可能エネルギー、国内の不動産だけでなく、海外の不動産、特に米国の不動産案件に特化したソーシャルレンディング、新興国のクレジットいわゆる個人や事業者への貸付案件に特化したソーシャルレンディングと、投資する対象に様々なものが出てきました。

今回のクラウドバンクの新しく募集開始予定のファンドは、米ドルで投資するファンドという事で、また今までとちょっと変わったソーシャルレンディングです。

新興国に投資するソーシャルレンディングのクラウドクレジットでも、似たような外貨建てで投資するファンドはありましたが、投資する際の資金は円で行い、償還も円で行われるものでした。ただ運用中は為替リスクを取ることになるというものでした。

何が違うのかというと、円で外貨建てのものへ投資するとなると、通貨を交換するための為替手数料が発生します。つまり、余計なコストが投資するたびにかかってくるわけですが。

今回のクラウドバンクの米ドルで投資するファンドは、円ではなく米ドルで投資をするという事ですから、そのファンドへ投資する際に係る為替手数料が抑えられることが期待できます。

最初に円を米ドルに替える時には為替手数料が発生することにはなりますが、その後は円に替えないで米ドルで運用し続ける間は、為替手数料を抑えられることになりそうです。

大切なことは、米ドル建てのファンドにどんなものが登場してくるのかですが、日本よりも金利の高い米国ですから、もしかするとと期待できるのかもしれません。

近日公開という事で、どんなものが出てくるのか楽しみです。

資産は、円ではなく米ドル建てで保有したほうのが良いという話もよく聞きます。

米ドルというのは通貨の中心ですし、米ドルを発行している米国は、御存じの通り世界最大の経済力を持つ国です。

資産は米ドル基準で考えた方がいいというのもわからなくもありません。

ただ、頭に入れておいた方がいいと思うところは、世界的には米ドルが基準であったとしても、日本で生活する上では円を使うことになるので、やはり円を基準に考えざるを得ないというところです。

米ドルで投資できるソーシャルレンディングでも、やはり米ドルを持つというのは、為替リスクと考えるべきでしょう。

ソーシャルレンディング業界も、様々な投資先、投資法が登場してきて面白くなってきています。

そして今後もこの流れは変わらないのかなとも感じています。

ただその弊害としては、ソーシャルレンディングというサービスが複雑化してきて、初心者向けではなくなってくる部分が増えてくるというところではないでしょうか?

今までのソーシャルレンディングは単純な投資でした。

ただ日本円をソーシャルレンディング業者が募集している貸付案件に投資して、ほぼ毎月の分配金をもらい。期間満了になったら、投資した円が返ってくる。

そしたらまた、別のファンド(貸付案件)を探し投資するを繰り返すだけでした。

たまに返済が遅れたり、分配金の支払いが滞ったりといったこともありますが、基本的には同じことの繰り返し、まさに初心者向けのわかりやすい投資でした。

それが、選択肢が増えていくにつれて、徐々に投資初心者にとってはよくわからないものになっていき、投資しにくくなってくるのかもしれませんね。

むしろ、今のわかりやすいサービスのうちに投資を初めて、業界の成長とともに、自分の投資スキルも成長させていったほうのが良いのかもしれません。

数年前から注目しているソーシャルレンディング、どんどん面白くなっていきそうです。

田仲幹生

投資会社、FP会社 ㈱あせっとびるだーず 代表取締役

投資、資産運用のスクールを運営。
資産運用、ファイナンシャルプランニングの相談などを行う独立系のファイナンシャルプランナー。

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