投資家から集めた投資資金を、会社の代表者の関連会社に貸し付けていたなどして、行政処分を受けているラッキーバンクですが、この度、増資を行ったようです。
増資額は2,000万円、これによって資本金は、2億1,000万円から2億3,100万円。
だれがお金を出したのだろうと思うところですが、そこまでは記載されていませんでした。
行政処分を受けて以降、ファンドの分配金や償還が滞ったりしている現状ですが、このニュースは良い方法へ動くという事なのでしょうか?
だれが増資をするにしても、増資したという事は、今後も事業は続けていく意思があるようにも思います。
という事は、今はファンドの運営が良くない状況にはあるけれど、いずれ改善される期待感もあるのかもしれません。
同じソーシャルレンディングサービスを行っているクラウドバンクも行政処分を2度受けていますが、今現在も特に問題なく営業が行われています。
ラッキーバンクも同じような感じになるといいのですが。
ただ、クラウドバンクでは、行政処分以降に代表者が変わっています。
ラッキーバンクでもクラウドバンク同様、代表者が変わらないと今までと同じ様に投資をすることは少し考えてしまうところかもしれないと思うところです。
ソーシャルレンディングへ積極的に投資を行っているソーシャルレンディング投資上級者は、ソーシャルレンディング業者を見極める時に、代表者がどんな人か、どんな経歴を持っているかを確認しているという話を見かけたことがあります。
今回のラッキーバンクのような、とても投資家に対して誠実ではないと思われるような理由で処分を受けた経緯を考えると、今までと同じ代表者が今後もラッキーバンクの経営を続けていくようであれば、ラッキーバンクへの投資は、少し控えた方がいいのかもしれません。
とにかく、いい方向へラッキーバンクが変わってくれることを願っています。
みんなのクレジットで大きな問題が起こってそんなに経っていないので、同じようなことが度々起こるようだと、ソーシャルレンディングという業界自体が今後発展していかなくなってしまうかもしれないのが、一番避けてほしいところです。
ソーシャルレンディングは、借りたい人と貸したい人を直接的に結び付けるという新しい金融の形として非常に期待しています。
これは、金融機関だけが儲けていて、一般の人はほぼ0に近い利息しか手にできないという社会に新しい世界を広げてくれるという意味でも凄く意味のあるものだと思っています。
行政の力がとても大切だという事は、ソーシャルレンディング投資を行っていると、非常に感じる部分でもあります。でもあまり規制を厳しくし過ぎて、新しいサービスが消えてしまうようなことがないようにお願いしたいところです。
今回増資を行ったラッキーバンク、立ち直ってくれるのか?、それともやっぱりダメなのか?、今後のソーシャルレンディングの行方を左右することにもつながってくるのかな?
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