SBIソーシャルレンディングでも分配金支払の遅延発生!?

ここのところ、ソーシャルレンディングの不祥事が多発しています。

今度は優良業者とみられていたSBIソーシャルレンディングで分配金の遅延が発生しました。

そのニュースは日本経済新聞でも取り上げられています。

ですが、今回のは他のソーシャルレンディング業者のニュースと違って、不祥事でもなんでもなく、ソーシャルレンディング投資を行っていると、度々起こるある意味当たり前の話です。

ソーシャルレンディングで分配金の支払い遅延が起こる背景には、資金の最終貸付先の利息の支払いが滞ることが主な要因です。

ソーシャルレンディングは匿名組合という仕組みを使って運営されていることがほとんどです。そしてソーシャルレンディングの利益は、匿名組合が得た利益を匿名組合の出資者に配るというものなので、匿名組合に利益が出なければ、投資家は利益を手にすることができません。

その匿名組合は、ほぼほぼ1社にお金を貸し付けることで利息という利益を得ています。なので、その1社に問題が起これば、匿名組合は利益を手にするこができないわけです。

そこから考えると、良いソーシャルレンディング業者かどうかは、優良な貸付先(顧客)を持っているかどうかだと言っても過言ではないでしょう。

SBIソーシャルレンディングは、住信SBIネット銀行やSBI証券など、数々の金融会社をもつSBIホールディングスの子会社ですから、優良な貸付先を持っているのではないかと期待をしていたところでしたが、残念ながら今回分配金の支払い遅延が起きてしまいました。

今回分配金支払遅延が起こったファンドは、『SBISL不動産バイヤーズローンファンド』の16号から22号です。

このファンドには、担保となっている不動産があり、不動産を売却すれば、元本まで全く返ってこないという心配がないリスク回避を行っています。

つまり、一部報道などで問題視するほど、大きな問題となる可能性は低いように思われますが、ただ気になるのは、ここのところラッキーバンクの事件など、不動産を対象とするソーシャルレンディングでの問題発生が目立ち始めたのかなというところです。

ソーシャルレンディングと不動産開発は、相性がいいようです。

不動産開発のソーシャルレンディングは、貸付対象となる不動産が売却できる前提でお金を借りているということがあるため、売却が思うようにいかなくなると、今回のような事態が起こるなどしています。

そういうことを考えると、今の不動産周りの経済環境は、投資マネーがどんどん入ってきて不動産価格が上昇している投資環境では無くなってきたのかもしれません。もしかすると近く不動産価格が下落する方向へ動き出すのかもしれないなと思わなくもありません。

他にも、タワーマンションの息切れなど、不動産投資関連の話ではそろそろ限界なのかという雰囲気もでてきていると感じるところもありましたが、今回のSBIソーシャルレンディングの一件は、よりその傾向を感じさせる話だと個人的に思った次第です。

もしかすると、ソーシャルレンディングでも特に不動産関連のソーシャルレンディングは、今までより慎重に向き合った方がいいのかもしれませんね。


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