100年企業戦略「持たざる」から「持つ」経営へ(宮沢 文彦)

この本から、東京は世界でもトップクラスの経済力を持っていることがよく伝わってきます。そしてこれからも世界のトップクラスであり続けるだろうといことも感じてきます。

そして、地方の企業が、その東京の一等地に不動産を所有することで、そこからの収入をつかって長く事業を続けられる企業体質をつくることができるのではないかという考え方には、なるほどと納得するところがありました。

そこで、著者は東京の区分所有オフィスへの投資をお勧めしているわけですが、この本の著者は、その東京の区分所有オフィスを売買しているボルテックスという会社の経営者なので、多少は自社の宣伝的な意味合いも含まれているかもしれないと思うところです。

区分所有オフィスのボルテックス(Vortex)

株式会社ボルテックスは、東京タワーを見上げる飯倉交差点付近のプライムエリアに「VORT神谷町Ⅱ」を新規物件として2018年9月19日(木)に取得しましたのでお知らせいたします。今後、「VORT神谷町Ⅱ」はバリューアップ工事を行った後、収益物件として区分で販売予定です。 本物件は、東京メトロ日比谷線神谷町駅から徒歩3分の好立地に位置し、鉄筋コンクリート9階建てのビルとなります。東京タワーを見上げる飯倉交差点から直ぐの場所に位置し、周囲には東京アメリカンクラブ、高級ホテル、有名商業ビルなどが集まるプライムエリアとなります。また、周囲には約80ヶ国の大使館が集まり、東京でも指折りの治安が良いエリアです。 六本木五丁目西地区市街地再開発事業 当物件がある麻布台一丁目に隣接する場所に六本木エリアがあります。この六本木エリアは東京でも屈指の大規模再開発が予定されているエリアとなります。六本木五丁目西地区市街地再開発事業です。この事業は、第二の六本木ヒルズといわれているビッグプロジェクトです。今後、この再開発事業により、周辺の人の流れに大きな変化が起きることは想像にたやすいと言えます。 「VORT神谷町Ⅱ」は、まさに、高い将来性が見込まれる素晴らしい物件といえます。 今後も、当社独自の不動産戦略のソリューションを通じて、より多くのお客様の企業価値・事業継続性の向上をサポートさせていただき、次代の100年企業を一社でも多く創出できるようサービスの向上を図ってまいります。

株式会社ボルテックス

不動産への投資に関して思うことですが、不動産賃貸目的の不動産購入は投資ではなく賃貸業だと思っています。

筆者も不動産投資ではなく賃貸業と言っていますが、賃貸業の仕事は、不動産を所有していることではなく、建物の維持管理つまり修繕や清掃といったことの他、賃借人の募集、管理などを行う事などではないでようか?

地方の企業が、東京の物件の清掃や賃貸人の要望への対応などができるのでしょうか?

当然ですが、できませんよね。

そうなると、そういった業務を引き受けてくれる人を雇う必要があります。それがいわゆるボルテックスのような建物賃貸管理会社になってきます。

そのことを考えると、遠方の不動産を所有するということは、建物賃貸管理会社の影響力が強くなってくるのではないかと思っています。

いい建物賃貸管理会社に出会えればいいのですが、いまいちな管理会社だと不動産賃貸業は上手くいないかもしれません。つまり不動産賃貸業を他社に依頼するとなると、その依頼した先への依存度が高いことが問題になるような気がします。

正直、実物で不動産を購入し、賃貸管理会社へ管理を依頼するのも、リートなど有価証券を通して不動産へ投資して、そのリートの運用会社に運用を依頼するのももしかしたらそれほど変わらないのではないか?

と思えてきます。

確かに、東京の区分所有オフィスなどへ投資することで、都内の所得を地方にも流れていく仕組みをつくることで、地方の活性化につながるというのは良いことかもしれないと思います。

ですが、その東京の物件を管理してリスクの少ない利益を得るのが、結局は東京の会社という点は、どうなのかなと思うところもなくもありません。

結局良いのか、悪いのかわからなくなってきましたが、最終的には東京の区分所有オフィスへの投資がいいか悪いかよりも、ボルテックスという会社がどうなのかという事の方が重要なのかなと思いました。

思えば、ソーシャルレンディングにも似たような話がありましたよね。

田仲幹生

投資会社、FP会社 ㈱あせっとびるだーず 代表取締役

投資、資産運用のスクールを運営。
資産運用、ファイナンシャルプランニングの相談などを行う独立系のファイナンシャルプランナー。

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