最近では、マラソンブームがあったり、街中で走っている人をよく見かけたりと、ランニングが人気です。そしてフルマラソンに挑戦する人も多くなっている印象を受けます。
実は、株式投資は短距離走よりもマラソンのような取り組み方の方が上手くいきます。
株式投資と言えば、デイトレーダーなどの短期で値上がりを狙って売買するもの、ギャンブル的なものというイメージが強いように感じますが、実際にそういう株式投資をしてうまくいっている人は非常に少ないものです。
むしろ短距離走ではなく、長距離走のマラソンのようにじっくりと投資を行っている人の方が上手くいっている人は多いです。
ここ数年間の株価の上昇の中でも、短期売買を行っている人のほとんどが、なかなか収益が出なくて悩んでいる中、じっくりと投資を行っている人たちは、株式へ投資した資金を数倍になっているような人も多くなっています。
株式投資とマラソンは非常に似ていると感じます。
まず、株式投資もマラソンも一般の人には難しいことをしているように思われているようですが、実は、どちらも誰にでもできるものだったりします。
フルマラソンと聞くとすごいという反応をもらいますが、実はフルマラソン参加者を見ると、「体力がありそうだ」「運動神経が良さそうだ」「若くて活発そうだ」といった人たちばかりではありません。
老若男女とわず、いろんな人が大会に参加しています。身近にいる一般的な人たちです。
彼らと「マラソンはできない」と言っている人の違いは、その世界に飛び込んだかどうか、要は「やるかやらないか」だけです。
株式投資も一緒です。株式投資で資産を増やすのは、難しい経済を見通すことや、複雑な金融商品を使いこなすことではなく、まず第一に「やるかやらないか」です。
「やる」という決断さえできれば、株式投資でそれなりにうまくいくのは、ほぼ8割から9割は決まったようなものです。
「やる」と決めたら、あとは練習あるのみ。
マラソンは、「練習さえすれば完走できる」。意外とそんなものです。
普通の主婦が、健康のためとウォーキングを始めたら、そこから徐々にジョギングになり、走れる距離が伸びていき、いつのまにかフルマラソンの大会に参加して完走するようになっていた。
なんて話はよく聞く話です。
株式投資も一緒です。
無理に儲けようとせず、ただ預貯金だけの資産作りから一歩進むために、株式を貯蓄の一環ととらえて少しずつ貯蓄をはじめ、無理せずそこそこの成績となるために必要なことから勉強し、実践していく中で、気が付いたらこんなに資産が増えていた。
意外とそんなものです。
一歩づつできることをやっていれば、マラソンも株式投資も『ほんと”気が付いたら”ここまで来たんだな』という感じになるものです。
その中に、難しいことをしてきたという感覚もないので、なぜ周りがこんな成果をだせたのかと不思議に思われることも多いようですが、当の本人も難しくないだけに、なぜできないのか不思議に感じたりするものです。
コツコツとできることから一歩づつ。
それができれば、マラソンも株式投資もうまくいくものです。
バフェット曰く、『ゆっくりとお金持ちになるのは簡単です』ということですね。
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