ソーシャルレンディング業界最大手のmaneoへの不信感。そんな中、金融業界での実績から優良ソーシャルレンディング業者として、より注目が集まっているSBIソーシャルレンディング。
信頼性は高かったけど、利回りはいまいちでした。しかし、この度8%を超える案件が出ました。
『SBISLバイオマスブリッジローンファンド5号』これが、予定年間利回りが8.5%
今まで予定利回りが7%程度のものは定期的に募集されていましたが、8%を超えるものはあまり見られませんでした。
今回、突然のように8%を超える案件が募集されたわけですが、どうやらこのファンドは、先月募集された、『SBISLバイオマスブリッジローンファンド4号』の兄弟みたいなファンドのようです。
正しくは、4号で集めきれなかった?資金をもう一度募集しているような感じのようです。
というのも、今回募集される5号は、4号と同じ目的に貸し出されています。
そして、ここがポイントとなりそうなのですが、担保権が4号に劣後して設定されるようです。
どういうことかというと、今回投資されるバイオマス発電事業、この事業が失敗に終わり資金が回収できなくなった場合、担保として設定した「バイオマス発電事業を行うために使用する予定である事業用地」を売却するなどして、資金を回収することになる予定なわけですが。
ここで回収した資金は、5号で出資した人よりも4号で出資した人を優先して返済するというわけです。
つまり、土地を売却して得たお金をつかって、まずは4号で出資した人に返し、その残りを5号で出資した人に返すという順番になるようです。
ということは、4号の人よりも5号の人の方が、リスクが高いことになるので、5号の方が4号よりも利回りが上という事になるわけですね。
リスクとリターンが上手く反映されていますね。
先月この4号の募集が行われた際に、あまり反響がありませんでした。
もしかすると、その前にmaneo周りで起きた、グリーンインフラレンディングが影響しているのでしょうか?
グリーンリンフラレンディングでは、バイオマス発電関連のファンドの募集をたくさんしていました。
そして、ご存知かもしれませんが、投資家が投資した資金をどうやら違う目的のところに使っていて、問題が起こり。
そのファンドの募集を行っていたmaneoマーケットも行政処分を受けるという事件が起こりました。
そして今も、返済されるかどうかわからない感じになっています。
そんなことがあった直後だけに、またバイオマス発電?と思って投資することを控えてしまったという可能性もあるのかもしれません。
SBIソーシャルレンディングが、グリーンインフラレンディングのような問題を起こすことがないことを願っていますが、こればかりは信用の世界であり、わからないですよね。
だから預貯金などよりも高り利回りを得られるわけです。
コインチェックの事件時に、SBIホールディングスの北尾社長が「コインチェックは本当に初歩的な問題。まったくナンセンス。最も腹が立つのは、システムにお金をかけるべきところを、CMにばかりお金をかけていたこと。こういう輩はカス中のカスだ」といったことを言ったことを覚えています。
似たような案件だけに、おそらくグリーンインフラレンディングやmaneoも、そのカスの部類に入るのでしょう。
そこまで言えるのであれば、SBIソーシャルレンディングは、他のソーシャルレンディング業者よりも信用してもいいのかな?
いろいろ困難を抱え、問題を発生させ、そして少しずつ解決、改善し、より良いサービスへと育っていくことを期待しています。
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